1996年 個展「足尾からの風景」 銀座ニコンサロン
銅精錬所から排出された亜硫酸ガスの煙害により
生態系の破壊された足尾銅山の禿山の風景を、
現代の環境問題である酸性雨による森林破壊の風景と重ね合わせて撮る。
(アサヒグラフ1998年11/27号掲載)
2001年 個展「常緑 Evergreen」 新宿コニカプラザ(24人の新しい写真家誕生展)
街中に溢れる、工事現場の仮囲いなどに描かれた偽りの「緑」の風景と、
その囲いの中にある現実の風景とを対比させることで、
現代日本人の自然と環境に対する潜在意識を撮る。
2003年 個展 「足尾銅山 森の始まる時」 新宿コニカプラザギャラリーC
過去の公害により生態系を破壊し尽くされた足尾銅山の山々。
そこで人々により100年以上にわたり続けられてきた生態系の再生活動により
僅かに森が蘇りつつある現在の風景。
(アサヒカメラ2003年2月号、日本カメラ2003年11月号掲載)
2004年 個展「背景」 新宿コニカミノルタプラザギャラリーC
きらびやかなモノたちが主役を奪い合う都市風景の隙間や背後には、
地味で退屈で、まるで記憶に残らないような風景が広がっている。
それが実は今の自分の存在を形成する背景(バックグラウンド)でもある。
2005年 個展「落ち葉の散歩道」 東京都神代植物公園植物会館
調布市深大寺周辺を散策中に出会った美しい落ち葉たちの写真展。
2007年 個展「はっぱろくじゅうよん」 新宿コニカミノルタプラザギャラリーA
自然の芸術作品である落ち葉を64倍に拡大し展示。
コニカミノルタプラザでの紹介ページ
2008年 個展「落ち葉の旅」 吉祥寺にじ画廊
東北地方の山々や、音楽の都ウィーン・ザルツブルグなど、
旅の途中で出会った落ち葉たちの作品展。